バワの弟子設計の日本食レストランがあるRiff Hikkaduwa

2020年にヒッカドゥワのナリガマビーチにグランドオープンしたリフヒッカドゥワ(Riff Hikkaduwa)は、ヒッカドゥワの高級デザイナーズホテルです。
ホテルを建築したのはパッケージデザインがユニークなことで知られる紅茶会社「バジラティー(BASILUR TEA)」です。
ホテルを設計したのは、ジェフリーバワの元で経験を積み、バワ設計のジェットウィングビーチの改装を手掛けたことでも知られるヴィノード・ジャヤシンハ(Vinod Jayasinghe)氏です。
エコフレンドリーなホテルとして設計・運営されています。
本記事では、2020年2月10日の午前中に訪れた際の様子を簡単に紹介します。
目次
場所はナリガマビーチの南側
ヒッカドゥワは北側のサンゴ礁があるヒッカドゥワビーチと、
サーフィンスポットである南側のナリガマビーチに分かれますが、
リフヒッカドゥワがあるのは、ナリガマビーチの南側です。
ヒッカドゥワ駅の隣駅のティラナガマ(Thiranagama)駅から徒歩4分(350m)にあります。
BASILUR TEAによるホテル
バジラティー(BASILUR TEA)は、クリエイティブディレクターのアンドレ・マリエフ(Andrey Mareev)氏によるデザインが目を引くパッケージで、お土産ショップでも人気のある紅茶ブランドです。
リフヒッカドゥワの入口はゴールロードに面していますが、ホテルの入口の隣には、バジラティーのショップがあります。
客室の中にももちろん、バジラティーの紅茶が置かれています。
設計はバワの弟子「ヴィノード・ジャヤシンハ」
ヴィノード・ジャヤシンハ氏はジェフリーバワの元で経験を積んだ後に独立したスリランカで著名な建築家です。
国会議事堂が見えるジャパンスリランカフレンドシップロード近くにヴィノードさんの建築オフィスはあります。
ヴィノードさんはニゴンボにあるバワ建築「ジェットウイングビーチ(Jetwing Beach)」の改装を手掛けています。
ジェフリーバワを研究し、書籍を発表しているデヴィット・ロブソン氏は、バワ建築の改装や増築に対しては厳しい意見を持ち、オリジナルが素晴らしいと書いていることが多いですが、改装によってより良くなったと評価している珍しい例が、ヴィノードさんによるジェットウイングビーチの改装です。
私は2019年にコロンボにオープンしたヴィノードさん設計のME Colomboに泊まり、オーナーさんからヴィノードさんのご紹介いただいて、オフィスにお伺いしましたので、追って、本サイトでヴィノードさんに関する記事を投稿していきたいと思います。
エントランス
上の写真はエントランスからレセプションを撮影したものです。
そのさきにヤシの木が見え、プールがあって、ビーチにつながっています。
この海からの風が通り抜ける設計はバワ設計のヘリタンスアフンガッラなどにも見られますね。
ロビーバー&ラウンジ
プールの手前はラウンジになっています。
家具のデザインは、ニシャン・ウェッラピッリ(Nishan Wellappili)氏によるものです。
家具、照明器具、絵画はリフヒッカドゥワのためにオリジナルでデザインしたものだそうです。
プールはやはりインフィニティープールでした。
このプールは塩水を使っているそうです。
4階建て+屋上
ホテルは4階建てで、さらに屋上にルーフトップバー&レストランがあります。
今回は1stフロアー(2階)の客室を見学しました。
4タイプの客室
客室は以下の4タイプがあります。
・スーペリアルーム
・ジュニアスイート
・デザインスイート
・プレジデンシャルスイート
訪れた日は南西海岸に観光客が多い2月のハイシーズンで、スーペリアルームしか空いていませんでした。
ベランダに出ると、プールの先にビーチが見えます。
ジェットウイングビーチは坂・階段を上がったレセプションからビーチにあるプールを見下ろすことができますが、プールのタイルが青く、木が植えられていますが、似たよう要素があるようにも思います。
ルーフトップレストラン&バー「True Blue」
午前中に伺ったため、お店はまだやっていませんでしたが、まっすぐ伸びるナリガマビーチが見えます。
このルーフトップレストランは日本食やシーフードメニューが売りとのこと。
ナリガマビーチの夜は、各お店の光があるため、真っ暗になることはなく、夜の景色も良さそうです。
参考)
RIFF HIKKADUWA公式サイト
Basilur Teas公式サイト
EXPLORE SR LANKA:RIFF HIKKADUWA VIBRANT LUXURY
Domus Sri Lanka:The Riff Hikkaduwa merges luxury, simplicity and eco-friendly practices
pressreader:Sunday Times Experience the Best Views of Hikkaduwa with Riff Hotel
>関連記事

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
歴史・地理・建築・語源が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の設立を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
新着記事
-
タミル語1-2 子音字:C、K、T
前回、母音字を学んだので、まずは左列に復習で母音字を書きます。 その横に今日の学習分である子音字を3つ「C」「K」「T」。 この3つの文字は似ています。 「C」の最後の横棒がクルンと下に曲がると「K」 「K」の下に曲げた…
2022年5月24日 -
シーギリヤロックが間近に見えるホテルシーギリヤ
シーギリヤロックが目の前に見える抜群のロケーションにあるホテルシーギリヤは1967年創業の老舗ホテルです。 こんな好立地にありながら、2人1部屋で4,000円/人ほどとリーズナブルに泊まることができます。 2013-20…
2022年5月23日 -
タミル語1-1 母音字
タミル語について勉強していきます。 まずは、母音字から始めます。 母音はシンハラ語と似ていて、「あ・い・う・え・お」にそれぞれ短音と長音があります。 シンハラ語には「ae」と「ae-」がありましたが、タミル語にはありませ…
2022年5月23日