スリランカ最大の祭り!キャンディのエサラペラヘラ祭りを完全密着

小さな島国ながら、多様な文化を持つ国スリランカ。
スリランカには多くの伝統あるお祭りがありますが、その中でも「キャンディ・ペラヘラ」は必見です。
8月(ニキニ月)のポーヤデーに最高潮に達するキャンディのエサラ・ペラヘラは、スリランカの各地で各月に行われるペラヘラ祭りの中でも最大のお祭りです。
今回は、キャンディで行われたペラヘラ祭りに完全密着し、その魅力をお伝えします。
目次
ペラヘラ祭りとは
ペラヘラ祭りの正式名称は「エサラ・ペラヘラ」。
ペラヘラとは「パレード」という意味で、その名のごとく、音楽隊やダンサー、象の行列など様々な種類の行列が街を練り歩きます。
エサラ月(7月)の新月にスタートします。
最初の5日間はペラヘラは行われません。
次の5日間と、最後の5日間の合計10日間の夜にペラヘラが町を練り歩きます。
最後の夜のパレードの日がニキニ月(8月)の満月の日です。
2022年の最後の夜のパレードは8月11日です。
ペラヘラは満月の日を目安に、月ごとに色んな町・村で行われますが、最も盛大で有名なのがキャンディで開催されるエサラペラヘラです。
釈迦の歯が納められている土地であるだけに、仏に敬意を払うため、そして農作物の豊作を願うための祭りなのです。
10日間と長い期間開催されるのんも特徴です。
日を追うごとに行列は長くなり、最終日の夜に最も行列が長くなります。
ペラヘラ祭りの歴史
そんなペラヘラ祭りの歴史は古く、なんと紀元前3世紀ころからペラヘラ祭りの原型となる祭りがあったようです。
しかし、現在のように仏歯を象に乗せ、街を練り歩くようになったのは今から約250年前から。
それ以前は、ヒンドゥー教の神々を讃える祭りであったようです。
現在でも、その名残は残っており、ヒンドゥー教の四大守護神、ヴィシュヌ、ナータ、カタラガマ、バッティニを表す色をまとった象とその隊列が行列に含まれています。
ペラヘラ祭りの開催日時と開催場所
では、ペラヘラ祭りの基本情報についてまとめておきましょう。
ペラヘラ祭りは、毎年8月の満月を最終日として10日間行われます。
スリランカ各地で行われるペラヘラ祭りですが、見学するならキャンディで行われるペラヘラ祭りがおすすめ。
19時ころに始まり、祭りは約3時間続き、22時ころに幕を下ろします。
なお、最終日はこの限りではなく、日付が変わるころまで続きます。
ペラヘラ祭りを完全密着
では、今回私たちが完全密着して見学してきたキャンディのペラヘラ祭りをお届けします。
編集部一行が街についたのは、昼の13時ころ。
すでに多くの人々が道に自分の席をとって祭りを待っています。
歩道には、こちらの写真のように、祭りに備えて柵が張られています。
仏歯寺は内戦時にテロの標的となったこともあり、毎年警備が厳重だそう。
この年、2019年はまだテロの記憶が新しい頃。
多くの警官と兵士が協力して、警備にあたっていました。
席は、無料の歩道だけでなく、各レストランやホテルなどがベランダや路上に売りだしている有料の席もあります。
こちらは、観光客向けのためかなり高く、値下げ交渉とリサーチが必要です。
17時頃、なんとか席を確保し、祭りを待ちます。
祭りまで約2時間。
食料と水を買い込み、準備は万端。
今か今かと待っていたところ、19時をまわった頃、祭りは突然始まります。
鞭打ち隊(カサ・カーラヤ)
行列の先頭は鞭打ち隊です。
ココヤシの繊維で作られた鞭を地面に叩きつける音が聞こえてきます。
王国時代は刑罰に用いられていたそうです。
太鼓隊(ベラ)
太鼓を打ち鳴らす人たちが登場します。
ダンサー
太鼓に合わせて踊る人が登場します。
ファイヤーダンス
ココナッツオイルに浸した布に火をつけたものを回しながらダンスしています。
よく見ると、中高生くらいの少年です。
きらびやかな衣装を身にまとい美しく踊るダンサーたち。
こちらは大人たちです。
身に着けた金具やラッパ、太鼓を使って盛大に祭りを盛り上げる音楽隊。
鞭打ち、太鼓、ダンサーなどはその役割を担うカーストです。
1年中この祭りのために稽古し、鍛錬しているのだそうです。
電飾で飾られた象
そして、この祭り一番の見どころは象のパレード!
美しい衣装と電飾を身に着けた大きな象は圧巻の一言。
中でも仏の歯を背に乗せた象はひときわ大きく、長く美しい牙を持っています。
祭りは約3時間ほど続き、ようやく終演。
祭りはかなり長く続きますが、あっという間に感じられるでしょう。
このような大規模で、しかも象を使った祭りは日本にはありません。
この時期に訪れる方は、ぜひ見学してみてください。
ペラヘラ祭り見学の注意点
これほど大規模なお祭りですから、いくつか注意点があります。
ぜひ実際に行った際にお役立てください。
注意点①:有料席の確保は慎重に
歩道で見るペラヘラ祭りも良いですが、有料席で見学した方が快適に楽しめます。
加えて、無料席は地元の人たちが日中から席を確保しており、ロケーションの良い場所を確保するのは困難。
観光客の多くは、有料席で見学することになると思いますが、席選びは慎重に行いましょう。
席価格は様々ですが、席の平均価格は、大体5,000ルピー程度といったところ。
スリランカの物価を考えると、かなり高いですね。
もちろん、席のグレードや席を提供する場所によって大きく価格は異なります。
例えば、ホテルや高級レストランが提供する席は、10,000ルピー程度もする場合もあります。
最もパレードがよく見えると評判なのがクイーンズホテルです。
とはいえ、ほとんどの席で値下げが可能です。
値下げ交渉をすると、3,000ルピー程度で確保できる場合がほとんどです。
安く、ロケーションが良い場所を何件かリサーチして選びましょう。
今回私たちが確保した席は約2,000ルピー。
空き家で少し汚く臭いですが、ロケーションは最高で、祭りを十二分に楽しめました。
道を歩いていると、客引きからかなり強気で交渉を受けると思いますが、負けじと交渉していきましょう。
注意点②:トイレと食料を確保する
祭りは長丁場で、祭りがおこなわれている間は、身動きがほとんどできません。
歩道は人で埋め尽くされており、祭り中にトイレを探そうとしても困難でしょう。
そのため、祭りが始まる前にトイレを済ませておくか、トイレのある有料席で見学しましょう。
また、食料の確保も重要です。
祭りは夜に開催されますから、おなかも空きます。
席を確保した後は、食料や水などを購入して万全の体制で祭りに臨みましょう。
祭りが始まるまで雑貨を見たり、カフェでゆっくりするのも良いでしょう。
注意点③:ぼったくりや盗難に注意
祭りですので、多くの人々で混みあっています。
良い人が多いですが、観光客から金を巻き取ろうとする輩は、どこの国にもいるもの。
お祭りだからといって気がゆるまないようにしましょう。
お祭りを楽しみつつも、貴重品には常に意識を置いておきましょう。
最後に
今回は、スリランカ最大のお祭り、ペラヘラ祭りについて徹底解説しました。
完全密着したペラヘラ祭りは圧巻の一言で、自信をもっておすすめできるお祭りです。
とはいえ、異国のお祭りだけあって、十分な注意と準備は必要です。
7~8月ころにスリランカを訪れる方は、キャンディで行われる迫力満点のペラヘラ祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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スリランカの歴史と自然が好き。帰国してからコーヒー派から紅茶派へ転向。毎日のように紅茶を飲んでいますが、スリランカの香り豊かな紅茶が恋しい日々です。。。
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