ロックダウン(外出禁止令)が緩和されたコロンボの様子
スリランカではロックダウンとは言わず、Curfew(外出禁止令)と言われています。
3月20日に発出された外出禁止令は5月11日(月)より緩和されました。
コロンボ県、ガンパハ県以外の県は夜間外出禁止令(夜8時〜翌朝5時までの外出禁止)に移行され、コロンボ県とガンパハ県は外出禁止令が継続中ですが、市民生活、公的機関、民間部門の活動が再開されました。
スリランカ人はIDカードの下一桁を曜日ごとに割り振り、生活に必要な買い物ができるようになっています。
月曜日:下一桁が1 or 2
火曜日:下一桁が3 or 4
水曜日:下一桁が5 or 6
木曜日:下一桁が7 or 8
金曜日:下一桁が9 or 0
日本人を含む外国人は曜日に関係なく、パスポートの所持が必要ですが、生活に必要な買い物ができるようになっています。
食料品の買い物にスーパーへ、家賃とwifiの支払いのために銀行に、ケータイの通話料とインターネットの補充のためにショッピングモールに行き、その途中にあるカフェや寺院などの様子を見てきましたので、外出禁止が緩和された初日にあたる5月11日(月)の午後の町の様子を簡単にご紹介します。
スーパーマーケット
Keells
Liberty Plazaの地下に入っているKeellsスーパーマーケットは入場制限をしていました。
最大15名までに入場を制限しており、午後2時頃に行ったところ、入口で並んでいるの6人でした。
3月の外出禁止一時解除の際は入店までに2〜3時間待ちでしたが、本日は15分ほどの待ち時間でした。
並んでいる列は人と人との距離は少しあけて並んでいましたが、一時解除の時ほどには距離は取られていませんでした。
入店前に手を消毒し、検温を受けて入ります。
スーパーの中はパンコーナーのパンがあまり残っていませんでした。
野菜はやや少なめでした。
肉コーナーは1ショーケースしか肉が入っていませんでした。
乳製品やソフトドリンクなどを置いていた冷蔵ケースのいくつかはカバーがされていました。
アルコール飲料の販売コーナーは閉まっていました。
それ以外は通常通りの品揃えで、買い物に困ることはありません。
店員さんはマスクとフェイスカバーをしていました。
Cargills Food City(Colpetty)
ゴールロードのフードシティーの入口の様子です。
右側の駐車場の入口には手洗い台が2つ用意されていましたが、それは従業員ようなのか入口に行くように言われました。
入口ではアルコール消毒を両手でした後に、足底をスプレーで消毒されます。
それぞれの足が済んだら入店可能。
お店の中の品揃えは普段と変わりませんでした。
銀行
BOC (Bank of Ceylon Merchant Tower)
ビルの入口に手を洗うところが良いされていました。
こちらで手を洗った後、入口で検温を受けて中に入ることできます。
Seylan Bank(Seylan Tower / Head office / Millennium Branch)
セキュリティーチェックとは別に、足底の消毒、手の消毒、検温をする列が二つ用意されていて、11日はそれぞれに1名ずつガードマンがついていました。
写真は12日の様子です。
店内は通常通りに近い状態で運営されていました。
Commercial Bank(Kollupitiya Branch)
コッルピティヤのゴールロード沿にあるCommercial Bankの入口にも手を洗うところが設定されています。
こちらはBOCのように足で踏む形式ではありませんでした。
ショッピングモール
Liberty Plaza
入口には警備員さんがいて検温をされます。
中に入るとこんな感じでした。
一部のお店がやっていました。ケータイショップなどはいくつかやっていて、買い物している人も見かけました。
Liberty Plazaに来たのはDialogの補充をしたかったからです。
しかし、閉まっていました。
お隣のバーガーキングも閉まっていました。
一方で、Mobitelは営業していて、お客さんもけっこういました。
コーヒービーンは閉まっていましたが、向かいの
American Touristerのショップ、その向かいの時計屋さんはやっていました。
Colombo City Centre
入口が空いていて、警備員さんが1名いましたが、営業していないとのことでした。
Park Street Mews
デリバリーを行なっているレストランが何軒か並んでいるレストラン街。
スタッフさんがいるお店は何軒かありましたが、完全に閉まっているお店もありました。
完全に閉まっているお店の何軒かは、デリバリーをしているお店でしたので、ランチ時間やディナー時間には働いている人がいるのだと思います。
テイクアウトに対応しているお店もあります。
訪れたのは午後4時頃でしたので、かなり静かでした。
カフェ、レストラン
Monkeybean Cafe
クローズド、テイクアウト&デリバリーと書いてあります。
現在、飲食店はテイクアウトとデリバリーのみが可能です。
前からオーナーがカフェのおすすめメニューと言っていたキャロットケーキをテイクアウトすることに。
デリバリーではなく、テイクアウトなので、最初にお皿に盛り付けてもらって写真を撮ってから持ち帰りました。
キャロットケーキは予想以上に美味しく、お腹いっぱいになりました。
Baskin Robbins
バーガーキングは閉まっていましたが、元々テイクアウトしかないバスキン・ロイビンズはオープンしていました。
仏教寺院
ガンガラマ寺院
ウェサックの飾り付けがされている寺院の中には、警備員が数名いて、数人の参拝者が入っていく様子が見られました。
ただ、ほとんど人がいないと言えるような状況でした。
シーマラカヤ寺院
ガンガラマ寺院よりもしっかりとウェサックの飾り付けがされていましたが、警備員を一人見かけただけで、他には人は見当たりませんでした。
大通り
ゴールロード
日曜日やポーヤデーぐらい、あるいはそれよりも少ない車通り、人通りでした。
まとめ
人や車も少なく、人混みがあるような状況ではありませんでした。
スーパーも混雑しておらず、安心して買い物できます。
本日訪れたところではパスポートのチェックは受けませんでしたが、それなりにコントロールされているように思いました。
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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