スリジャヤワルダナプラコッテのお出かけスポットを紹介!
何もないと言われることもあるスリジャヤワルダナプラコッテですが、日本関連スポットが多くあり、自然が豊かで整備された公園が多くあります。
スリランカ全土を最後に統一したコーッテー王国の遺跡群も見られます。
日数が限られたスリランカ国外からの旅行では優先順位から外れてしまうかもしれませんが、コロンボに長期滞在される方であれば、週末の出掛ける先としてお勧めです。
本記事では、お出掛けスポットとしてスリジャヤワルダナプラコッテを紹介します。
目次
- 1 スリジャヤワルダナプラコッテ市の人口
- 2 スリジャヤワルダナプラコッテ市の位置
- 3 スリジャヤワルダナプラコッテ市の5つの地区
- 4 スリジャヤワルダナプラコッテのお出掛けスポット
- 4.1 国会議事堂(Sri Lankan Parliament Building)
- 4.2 ジャパン・スリランカ・フレンドシップ・ロード(Japan Sri Lanka Friendship Rd)
- 4.3 アペ・ガマ(Ape Gama)
- 4.4 ディヤサルー・パーク(Diyasaru Park)
- 4.5 ディヤサ・ウヤナ(Diyatha Uyana)とウォーターズ・エッジ(Waters Edge)
- 4.6 ベッダガーナ・ウェットランド・パーク(Beddagana Wetland Park)
- 4.7 コーッテー博物館(Archaeology Museum Kotte)、コーッテー王国の遺跡
- 4.8 SNECC(スリランカ日本教育文化センター)、スリランカ・ニッポン・アベニュー
スリジャヤワルダナプラコッテ市の人口
スリジャヤワルダナプラコッテ市の人口は23.4万人で、コロンボ市の64.8万人についで国内2番目に多くなっています。
以下が人口の多い10の市です。
コロンボ市とその周辺に人口が多く、北部や東部にも人口が多い都市があることが分かります。
1位:コロンボ市 648,034人
2位:スリジャヤワルダナプラコッテ市 234,005人
3位:デヒワラ-マウントラビア市 219,827人
4位:ジャフナ市 169,102人
5位:ニゴンボ市 137,223人
6位:キャンディ市 111,701人
7位:トリンコマリー市 108,420人
8位:カルムナイ市 100,171人
9位:ゴール市 93,118人
10位:ポイントペドロ市 89,810人
※参照元のWorld Population Reviewでは、ピタ・コッテとスリジャヤワルダナプラコッテが分けられていますが、上記のランキングでは両者を合算して、スリジャヤワルダナプラコッテ市としています。
スリジャヤワルダナプラコッテ市の位置
スリジャヤワルダナプラコッテ市は、コロンボ県にあります。
西はコロンボ市
北はコロンナワ市
東はカドゥウェラ市
南はマハラガマ市
南西はデヒワラ-マウントラビニア市
に接しています。
ヌゲゴダを単体に区分けする場合と、スリジャヤワルダナプラコッテ市に含めている場合がありますが、本記事ではヌゲゴダをすリジャヤワルダナプラコッテ市に含めています。
スリジャヤワルダナプラコッテ市の5つの地区
スリジャヤワルダナプラコッテ市は5つに分けられます。
エスール・コッテ(Ethul Kotte):国会議事堂、宮殿跡、考古学博物館
旧コーッテー王国の内堀内に当たるエリアで、コーッテー王国の遺跡が多く残っているエリアです。
丘の上に「アラケシュワラの王宮跡」があり、
町を南北に走るコーッテーロード沿いには「コーッテー考古学博物館」があります。湖沿いの道「スリランカ・ニッポン・アベニュー」には、
日本と関わりのある「スリランカ日本教育文化センター(SNECC)」
有料公園「ベッダガーナ・ウェットランド・パーク(Beddagana Wetlank Park)」
などがあります。
コーッテー王国の遺跡については、以下の記事を参照ください。
旧コーッテー王国では城壁、堀の外に当たる東側のエリアにあるのが以下の施設です
「国会議事堂(Parliament of Sri Lanka)」と「記念公園(National Ranaviru Monument)」
公園「ディヤサ・ウヤーナ(Diyatha Uyana)」と水族館「ディヤサ・ウヤーナ水族館(Diyatha Uyana Aquarium)」
ホテル・レストランコンプレックス「ウェーターズ・エッジ(Waters Edge)」
昔の田舎の村を再現したテーマパーク「アペガマ(Ape Gama)」
道路「ジャパンスリランカフレンドシップロード(Japan Sri Lanka Friendship Road)」
公園「ナショナル・サンダルウッド・ガーデン(National Sandalwood Garden)」
自然公園「ディヤサール・パーク(Diyasaru Park)」
ウォーターズエッジには外国料理をはじめ、以下のようなレストランが入居しています。
日本食レストラン「Kobe」
イタリアン料理店「Pranzo」
ドイツ料理店「The Barvarian Garden」
スリランカ料理店「Thuna Paha」
スリランカ料理店「Boardwalk by Waters Edge」
鉄道駅&列車レストラン「Diyatha Station」
ディルマの紅茶カフェ「Tea Lounge at the Edge」
ベーカリー「The Bakery at the Edge」
バー「The Long Bar」
オープンエアのフードコートにSensaalなどの屋台が多数並んでいます。
ピタコッテ(Pita Kotte):王が建設した寺院、王の霊廟
旧コーッテー王国の外堀内に当たるエリアです。
コーッテー王国初代の王パラークマバーフ6世が建てたお寺「ラジャ・マハ・ヴィハーラヤ」や、
パラークマバーフ6世の霊廟とも言われる「ベヘラカンダ・メモリー」などがあります。
ラージャギリヤ(Rajagiriya):スリランカ最大の陸橋とショッピングモール
ラージャギリヤはボレッラ(コロンボ8)と隣接する交通の要衝で、2018年1月にスリランカ最大の陸橋が完成しています。
陸橋に隣接して、スリジャヤワルダナプラコッテ市で初のショッピングモール「Jana Jaya City Mall」が2019年4月にオープンしています
ラージャは「王」、ギリヤは「首・重要な場所」を意味し、コーッテー王国の北側(裏側)の入口にあたっていました。
ラージャギリヤには、チェーン店や銀行の支店が集まっています。
イタリア料理店「Rocco’s」
日本食レストラン「The Sushi Bar Samurai」
中華レストラン「Chinese Dragon Cafe」
中華レストラン「Shangdong The Chinese Kitchen」
カフェ「Cafe Beverly」
ベーカリー「BreadTalk」
ファーストフード「マクドナルド」「KFC」「バーガーキング」「サブウェイ」「ピザハット」「The Manhattan Fish Market」
家電店「Softlogic Max」「Singer Homes」
家具店「Damro」
衣料品店「Beverly Street」
などがあります。
ラージャギリヤに本社を構えている会社もあります。
Odel本社
LOLC本社
Nippon Paint Lanka本社
Fairway Holdings本社
創価学会(Lanka Soka Gakkai)もラージャギリヤに拠点を置いています。
ナーワラ(Nawala):レストランが多い
ナーワラは、ハベロックタウン(コロンボ5)の「ナラヘンピタ(Narahenpita)」に隣接しています。
ナーワラは陶磁器ショップが立ち並ぶ町となった後、現在は外国料理レストランが点在するエリアとなっています。
ドイツ料理店「Sovereign German Restaurant」
インド料理店「Thiru Murugan’s Food Waves」
中華レストラン「Steam Boat Restaurant」
日本食レストラン「Naniyori Japanese Restaurant」
船上レストラン「Garton’s Ark Restaurant」
コットゥをテーマにしたカフェ「KOTTULABS」
カフェ「Coco Veranda」
ベーカリーショップ&カフェ「Sen-Saal」
公園「ナーワラ・アーバン・ウェットランド・パーク(Nawala Urban Wetland Park)」
スリランカ唯一の遠隔教育で学位が取れる国立大学「オープン大学(Open University)」
1992年からスリランカで活動するNGO「スランガニ基金」
スーパーの「Cargills Food City」「Softlogic GLOMARK」「Keells」
各銀行の支店もあります。
ヌゲゴダ(Nugegoda):チェーン店の支店が集まっている
ヌゲゴダは、コロンボ市の南端であるウェッラワッタ(コロンボ6)のキルラポネ(Kirulapone)と隣接する交通の要衝となっている町。
コロンボと、南部高速道路の入口があるマクブラ(Makubura)やコッタワ(Kottawa)、マハラガマ(Maharagama) を結ぶ幹線道路「A4」が通り、陸橋があります。
各銀行の支店や多店舗展開しているスーパー、飲食店、衣料品店、書店のヌゲゴダ店がある、便利なエリアです。
特に新しいスーパーマーケットブランドの店舗があるのが特徴的です。
スーパー「Softlogic Glomark Supermarket」「Delkanda Sunday Fair」「Carfills Food City」
衣料品「ODEL」「Kandy」「No Limits」「Cool Planets」「FASHION BUG」
ファーストフード「KFC」「バーガーキング」「マクドナルド」「ピザハット」
ベーカリー「BreadTalk」
ケーキ屋「The Fab」
家具店「Damro」のメガショールーム
書店「Sarasavi Bookshop」「Vijitha Yapa Book Shop」「Jeya Book Centre」
など
町の中心に鉄道の「ヌゲゴダ駅」がある他、
町の南東には国立大学「スリジャヤワルダナプラ大学(University of Sri Jayawardenepura)」、
町の南側に紅茶ブランドのムレスナ(Mlesna)の工場があります。
スリジャヤワルダナプラコッテのお出掛けスポット
スリランカの首都のおすすめ観光スポットを8つ紹介していきます。これから紹介する観光スポットは、上の地図の赤いマークのある場所にあります。いくつかの観光スポットは、サイクリングサンデーズの通過地点にもなっているので、興味のある方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
国会議事堂(Sri Lankan Parliament Building)
1つ目に紹介するスリランカの首都の観光スポットは、スリランカの国会議事堂です。
1982年にジェフリーバワ設計、三井建設によって完成しました。
議事堂の中央の天井からは、ラキセナナヤケ作のヤシの木のモニュメントが吊るされています。
平日の日中に見学することができます。
セキュリティーが厳重で荷物を預けて、専用のバスで島に渡って見学します。
パスポートと財布以外の持ち込みができませんので、写真の撮影はできません。
撮影できないとはいえ、素晴らしい建物で、一見の価値があります。
ジャパン・スリランカ・フレンドシップ・ロード(Japan Sri Lanka Friendship Rd)
2つ目のジャパン・スリランカ・フレンドシップ・ロードは、スリランカの首都にある国会議事堂の近くにある散歩道のような場所です。次に紹介するアベ・ガマとディヤサルー・パークを結ぶ道でもあるので、アペ・ガマとディヤサルー・パークの両方を訪れる予定の方はチェックしてみてください。
アペ・ガマ(Ape Gama)
3つ目のアペガマは、スリランカの伝統的な生活を再現している施設です。
シンハラ語でアペは「私の」、ガマは「村」という意味です。
昔のスリランカの生活の様子を知ることができます。
軽食ショップでは食べ物を購入することもできます。
彫刻ショップでは数百ルピーでオリジナルのキーホルダーを作ってくれます。
バティックショップやファブリックショップもあります。
生活している住人もおり、祈祷所や米蔵、鍛冶屋などが施設内にありますよ。
政府系お土産ショップのラクサラ(Laksala)も併設されていて、お土産を買うこともできます。
アペ・ガマの詳細情報
【名前】アペ・ガマ(Ape Gama)
【住所】VWRC+HWQ, Ruhunupura
【営業時間】9:00~18:00
【電話番号】+94112177417
ディヤサルー・パーク(Diyasaru Park)
4つ目に紹介するスリランカの首都の観光スポットは、ディヤサルー・パークです。ディヤサルー・パークでは、様々な動植物の観察を楽しむことができます。
具体的には、日本ではあまり見られない植物・蝶・鳥類・爬虫類を見たり、野鳥観察やボート体験をしたりもできます。
また、絶滅危惧種であるスナドリネコも見られますよ。
ちなみに、ディザヤルはシンハラ語で「水が豊富」の意味で、近くにある国会議事堂を湖の水で浸水させない役割も担っています。
ディヤサルー・パークの詳細情報
【名前】ディヤサルー・パーク(Diyasaru Park)
【電話番号】+94112073550
【営業時間】6:00~17:00
【ホームページ】https://www.facebook.com/Diyasaru-Park-915565855256103/
ディヤサ・ウヤナ(Diyatha Uyana)とウォーターズ・エッジ(Waters Edge)
5つ目に紹介するスリランカの首都の観光スポットは、ディヤサ・ウヤナとウォーターズ・エッジです。
ディヤサ・ウヤナは2012年にオープンした湿地公園です。
湖と緑の景色が楽しめます。
芝生があり、子どもが遊べるので、親子でも楽しむことができます。
無料の水族館、屋外のフードコート、ボートに乗って対岸の鉄道車両・駅舎が置かれ軽食が楽しめるディヤサ・ステーション(Diyatha Station)などがあります。
スリランカ国内戦である水上飛行機のシナモンエアーの飛行場にもなっています。
敷地内で複数のレストランとホテルを運営するウォーターズ・エッジがあります。
イタリア料理店、ドイツ料理店、日本料理店、スリランカ料理店、カフェ、ベーカリーと様々なお店があります。
サービスや従業員の態度に関しても評判が高いです。
また、園芸の好きな方は、週末に園芸用品のショップやフラワーショップで苗木を買ったり注文したりできるので、ぜひ一度訪れてみてください。
ディヤサ・ウヤナの詳細情報
【名前】ディヤサ・ウヤナ(Diyatha Uyana)
【営業時間】8:00~23:00
ウォーターズ・エッジの詳細情報
【名前】ウォーターズ・エッジ(Waters Edge)
【電話番号】+94112863863
【ホームページ】http://www.watersedge.lk
ベッダガーナ・ウェットランド・パーク(Beddagana Wetland Park)
6つ目に紹介するスリランカの首都の観光スポットは、ベッダガーナ・ウェットランド・パークです。
ベッダガーナ・ウェットランド・パークは、2016年にオープンした都市部にある天然の湿地の公園で、学生や市民を対象にしたワークショップをおこなったりしています。
ベッダガーナ・ウェットランド・パークには、水鳥、蝶、トンボ、湿地に生息する哺乳類など様々な動物が生息しています。
特に、毎年、8月から4月の間は、渡鳥がたくさんやってくるため、人気のスポットとなっています。
ベッダガーナ・ウェットランド・パークの詳細情報
【名前】ベッダガーナ・ウェットランド・パーク(Beddagana Wetland Park)
【住所】139 Rampart Rd, Sri Jayawardenepura Kotte 10100
【営業時間】6:30~17:00
【電話番号】+94113047974
【Facebook】https://www.facebook.com/beddaganawetlandpark/https://youtu.be/-Nc8xWYhNHY
コーッテー博物館(Archaeology Museum Kotte)、コーッテー王国の遺跡
7つ目に紹介するスリランカの首都の観光スポットは、コーッテー博物館、コーッテー王国の遺跡です。
コーッテー博物館では、コーッテー王国についての歴史を知ることができ、関連する書籍も購入できるそうなので、スリランカの歴史に興味のある方にはおすすめです。
ちなみに、コーッテー博物館への入館料は無料です。コーッテー王国の遺跡では、1412年から1597年まで存在したコーッテー王国の都の遺跡が残っています。
下の記事でおすすめの観光ルートの紹介や詳しい遺跡の説明をしているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
コーッテー博物館の詳細情報
【名前】コーッテー博物館(Archaeology Museum Kotte)
【住所】681 Kotte Rd, Sri Jayawardenepura Kotte 10100
【営業時間】8:00~16:00
【電話番号】+94113117392
SNECC(スリランカ日本教育文化センター)、スリランカ・ニッポン・アベニュー
8つ目に紹介するスリランカの首都の観光スポットは、SNECC、スリランカ・ニッポン・アベニューです。
SNECCは、スリランカ日本教育文化センターの略称で、様々な理由で教育を受けられない学生を支援して社会へ送ることを目的としている団体です。
具体的には、医療サービス、日本語教育などの教育支援、図書館の設立などの活動をしています。興味のある方は、一度、ホームページを確認してみてください。
SNECCの詳細情報
【名前】SNECC(スリランカ日本教育文化センター)
【住所】Educational and Cultural Centre, Nippon Mawatha, Sri Lanka Nippon Ave, Sri Jayawardenepura Kotte
【電話番号】+94112865421
【ホームページ】http://snecc.lk/
>関連記事
参照)
Population of Cities in Sri Lanka (2021)
Rajagiriya flyover declared open
President opens ‘Jana Jaya City’
Wikipedia:Rajagiriya
Wikipedia:Nawala
Open University of Sri Lanka
World Architecture:Sri Lanka Parliament Building
Wikipedia:Sri Lanka Parliament Building
Lakpura:Ape Gama
アペガマ、俺達の村!500年前のスリランカを再現!
Lakpura:Diyatha Uyana
Beddagana Wetland Park Facebook page
Wikipedia:Diyasaru Park
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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