【ニュース】外務省発表のスリランカ治安情報、危険レベル2に引き上げ

外務省がスリランカの危険レベルを2に引き上げ
(危険レベルは2019年6月25日にレベル1に引き下げられました。外務省の安全サイトをご覧ください。)
2019年4月26日、外務省は海外安全情報におけるスリランカの危険レベルを1から2に引き上げました。
外務省の発表する危険情報とは、「渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報で、中・長期的な観点からその国の治安情勢をはじめとした、政治社会情勢等を総合的に判断し、それぞれの国・地域に応じた安全対策の目安をお知らせするもの」です。
(外務省ホームページより)
危険度レベルは4段階で表示されます。
「レベル1:十分注意してください。」 | その国・地域への渡航,滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。 |
---|---|
「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」 | その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。 |
「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」 | その国・地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。(場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。) |
「レベル4:退避してください。 渡航は止めてください。(退避勧告)」 |
その国・地域に滞在している方は滞在地から,安全な国・地域へ退避してください。この状況では,当然のことながら,どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。 |
スリランカの危険レベルは1(十分に注意してください)でしたが、21日に起こったイースターの連続爆発テロを受けて、レベル2(不要不急の渡航は控えてください)に引き上げられました。
また、BBCの報道によると25日イギリス政府は、スリランカでは観光客が訪れる場所を含めた箇所でテロリストによる攻撃が行われる可能性が極めて高いと発表。
国民に不要不急のスリランカへの渡航は控えるように警告したとのことです。
アメリカ政府のTravel Advisoryでは、スリランカの危険レベルは「Exercise normal precaution」(注意を払ってください)から、「Exercise increased caution」(十分に警戒してください)に変更されました。
オーストラリア政府のTravel Adviceでは、同時多発テロを踏まえ、オーストラリア政府はスリランカの危険レベルを変更。
5段階のうち下から2番目の「Exercise normal safety precautions」(十分に注意してください)から、2段階引き上げて「Reconsider your need to travel」(不必要な渡航は考え直してください)に設定しました。
日本での外務省危険レベル引き上げについて詳しい情報は、下記の外務省ホームページをご覧下さい。
以下、各国の渡航勧告引き下げに関するニュースです。
オランダ、イタリア、オーストリアがスリランカへの渡航勧告を引き下げ
中国に続き、ドイツ、スウェーデン、スイスがスリランカへの渡航勧告を引き下げ
2019年4月21日に発生したテロについて詳しく知りたい方はこちらから。

神戸市外国語大学国際関係学科4年生。スリランカのご飯と陽気な人とビーチと列車が好き!マイブームは自炊と砂肝。
# 関連キーワード
新着記事
-
TRANSIT 58号「春夏秋冬フィンランドに恋して」の巻頭連載にコロ...
地球上に散らばる美しいモノ・コト・ヒトを求めて旅をするトラベルカルチャー誌「TRANSIT」の最新号「春夏秋冬フィンランドに恋して」に、KMC Lankaの田村智子さんによる記事が掲載されています。 記事は巻頭連載の3つ…
2023年1月26日 -
ロシアからの到着数がコロナ前より増加
2022年のスリランカへの到着数は63万7651人でした。 コロナ、連続爆破テロの影響を受けていない最も到着数が多かった2018年の233万3796人に比べると27%の回復です。 特徴的なのは到着数で2位のロシアです。 …
2023年1月20日 -
2022年12月のスリランカへの到着数は先月に続きロシアが1位
2022年12月のスリランカへの到着数は91,961人でした。 前月対比は153.9%。 2018年同月比で36.3%。 これはスリランカの旅行シーズンのピークに当たることに加えて、スリランカへのクルーズ観光が再開された…
2023年1月19日