アジア三大祭り「キャンディ・エサラ・ペラへラ」は本当か?
アジア三大祭りとも言われるスリランカのキャンディで行われるエサラペラヘラ。
「三大◯◯」は日本人が好きなワーディングで、英語ではもちろん出てきませんが、とても気になることとしては、キャンディのペラへラ以外の他の2つが分からないことです。
アジア三大仏教遺跡も、仏教の発祥地であるインドの仏教遺跡や、チベット仏教の聖地ラサなど、南アジアの世界遺産群は除外されて東南アジアに限定されています。
かつ元々はヒンドゥー寺院であるアンコール遺跡が選ばれているのが恣意的に感じますが、三大と言いつつアジア三大祭りはペラヘラ一つしか出てきません。
スリランカを発信する当サイトとしては、是非、キャンディペラへラについて知ってもらいたい!
ということで、アジア三大祭りとしっかりと言えるように、本記事では、キャンディペラへラと並ぶアジアの2つのお祭りにどんなものがあるかを検討してみます。
目次
タイの水掛祭り「ソンクラーン」
主に4月13日〜15日に行われるタイのソンクラーンは、タイの各地で行われ、外国人観光客も水掛けに参加するために多くタイを訪れます。
タイだけではなく、ミャンマーやラオスでも4月に水掛祭りが行われ、カンボジアでは11月に行われるそうです。
スリランカやインドの各州も、タイのソンクラーンと同じ時期に正月を迎えます。
東南アジアの大陸部の国々で広く祝われ、外国人も参加にしに集まることから、アジア三大祭りの候補になりそうです。
参考)
中華圏の旧正月「春節」
広大な国土と巨大な人口を有する中国の旧正月「春節」もアジアを代表するお祭りでしょう。
中国以外にも以下の国と地域で祝われます。
韓国「ソルラル」
モンゴル「ツァガンサル」
ベトナム「テト」
マレーシア「タフンバル・チナ」
インドネシア「イムレック」
沖縄「ソーグヮチ」
タイ、シンガポール、ブルネイでも旧正月はお休みになります。
東アジアと東南アジアの国々で祝われる「春節」はアジア三大祭りの候補になりそうです。
参考)
インドの三大祭り「ホーリー」「ディワリ」「ダシュラ」
インドは非常に多くの人々が集まることで知られていますが、日本語で検索すると、期待通り「インド三大祭り」が出てきます。
アジア三大祭りとの違いは、3つがそれぞれ何かが分かる点です。
以下の3つだとよく書かれています。
ホーリー祭:インドの水掛祭りとも言われる色粉をかけ合うお祭り。
ディワリ祭:スリランカでも祝われる光のお祭り。
ダシュラ祭:ラーマーヤナを元にしたお祭り。
ラーマーヤナは、ラーマ王がランカー島のラワナ王を倒す物語ですが、ダシュラ祭ではラワナ王を表す、顔がいくつもある像が登場します。
人口や文化圏の形成から見るに、インドと中国はアジアの二大大国とも言える存在です。
アジア三大祭りを選ぶ際に、インドのお祭りは重要な候補になりそうです。
参考)
タミル文化圏の奇祭「タイプーサム」
インドやスリランカだけではなく、タミル人が多く移民したモーリシャス、マレーシア、シンガポールでも祝われる奇祭タイプーサム。
痛々しいことで知られるこのお祭りのインパクトは強烈です。
スリランカではタイプーサムではなく、「アーディヴェル」と呼ばれます。
キャンディだけで行われるキャンディペラヘラがアジア三大祭りに選ばれているなら、スリランカ以外でも祝われるタイプーサムがアジア三大祭りの候補になるかもしれません。
参考)
イラン文化圏の正月「ノールーズ」
イラン、カザフスタン、トルクメスニタン、タジキスタン、パキスタン、アフガニスタン、キルギス、アゼルバイジャン、トルコなど、西アジアや中央アジアの国々で祝われる正月「ノールーズ」も大きなお祭りです。
中央アジアを代表するお祭りとして、アジア三大祭りの候補に入りそうです。
西アジアで誕生したイスラムの大祭「ラマダン明け大祭」「犠牲祭」
イスラム教が誕生したのは西アジアのアラビア半島で、
最大のイスラム教徒人口を有する国はインドネシアです。
イスラム教の大祭である「イード・アル=フィトル」あるいは「イード・アル=アドハー」は、アジア三大祭りの候補に入っても良さそうです。
参考)
https://spiceup.lk/eidul-fitr/
https://spiceup.lk/id-ul-alha/
上座部仏教国で祝われるウェサック祭り
スリランカ、ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオスなどの上座部仏教の国々をはじめ、ベトナム、インドネシア、中国、日本でも祝われるウェサック。
日本ではウェサックは灌仏会として祝われます。
現在のスリランカでは毎月のポーヤデーが祝日になっていますが、最初に祝日に制定されたのは5月のウェサックポーヤでした。
その後、6月のポソンポーヤデーも祝日に制定され、その後、毎月のポーヤデーが祝日に制定されました。
多くの国々で祝われるウェサックはスリランカでも大事なお祭りです。
キャンディだけで行われるキャンディペラヘラがアジア三大祭りに選ばれているなら、ウェサック祭りも入りそうです。
参考)
日本の「祇園祭」「ねぶた祭り」「阿波おどり」
日本はアジアの国ですので、日本のお祭りがアジア三大祭りに入っても良さそうです。
京都の祇園祭や五山送り火、青森のねぶた祭り、徳島の阿波踊り、大阪の岸和田だんじり祭、東京の神田祭など、改めて挙げてみると、日本はお祭り大国かもしれないと思えてきます。
まとめ
アジア三大祭りとして、キャンディペラヘラと並ぶお祭りを検討してみると、広いアジアには様々なお祭りがあることが分かります。
キャンディペラヘラよりも、他のお祭りの方がアジアを代表しているのでは?と思えなくもないですが毎年8月にキャンディで行われるペラヘラは、スリランカを代表するお祭りの一つです。
スリランカは現在、大変な状況にありますが、平和にお祭りを楽しめる状況になってくれればと思います。
>関連記事
https://spiceup.lk/kandy-perahera-festival/
SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director
SPICE UP TRAVELS (PVT) LTD Managing Director
「旅と町歩き」を仕事にしようとスリランカに移住。
歴史・地理・建築が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、六本木の人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長を経てネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、スリランカに初めて渡航し、法人設立の準備を開始。
2017年1月、SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTDを登記。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年8月、スリランカ観光情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」オープン。
2020年8月、ニュースレターの配信を開始。
2020年10月、WAOJEコロンボ支部立ち上げ初代支部長・理事に就任。
2023年2月、スリランカ日本人会理事・広報部長に就任。
2025年6月、SPICE UP TRAVELS (PVT) LTDを登記。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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